2005/01/18

今日の出張

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出張でみなとみらいにある Sun Microsystems へ。

そこで、Sun の翻訳やローカライズをサポートするための Sun Globalization Portal をデモしていただきました。Portal の中にはいくつか項目があるのですが、訳語表をサポートする SunGloss (Gloss は Glossary ですね) と、Portal からダウンロードできる対訳サポートツールである SunTrans を中心にお話を伺いました。

翻訳で困るのはまず訳語の統一。この Portal では英語、日本語だけでなく Sun がサポートしている各国語の訳語表を見ることができます。

翻訳だけではなく、普通の文章を書くときにも重宝しそうです。というのも、結構単語で悩むんですよね。たとえば、JAVA PRESS の Vol.40 の記事でもメモリ空間と書くか、メモリプールと書くかなどなど。

もうひとつの SunTrans は対訳をサポートするツールです。見た目は 2 pane になっていて、左側にオリジナル、右側にそれを翻訳したものになっており、対応がすぐに分かるようになっています。

また、SunTrans の内部に対訳データを蓄積することで、文章の中に過去に翻訳されたものと同じものがあったときにはそれを自動的に翻訳に置きかえてくれます。また、文章の中で 1 部の用語だけが違うが、他の部分は同じというところも指摘してくれます。

翻訳した文章はどんどん DB に格納していくので、翻訳すればするほど自動的に置きかわってくれる部分が増えていくわけです。

すでに OpenOffice.org と Sun が、このツールを使用して共同で翻訳を進めているらしいです。

この Portal はまだ実験段階らしいのですが、オープンソースのコミュニティなどから希望があれば公開は可能ということです。公開が可能でなければこんなところには書かないですけど ^^;;

SunTrans などのツールもすごいとは思うのですが、それよりもこういう Portal をコミュニティに対して無償で使わせてくれるということがすごいことだと思います。

せっかくこういう機会を与えていただいたので、さっそく利用してフィードバックしていかなければ。

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