配布資料の功罪
今日はちょっと趣を変えて、配布資料について考えてみたいと思います。
配布資料はあったほうがいいですか?
私としてはハイともいえるし、イイエともいいたい気分です。
もし、聞く立場であれば配布資料はあったほうがうれしいです。
内容をチェックできるし、もし投影された字が小さくても資料で見ることができますから。
でも、話す側からすると、一概に配布資料があったほうがいいとはいえないのです。
配布資料があると、聞く人は資料ばかり見て、話す人を見てくれないのです。せっかくいろいろと工夫して作った資料も、考え抜いた Posture もぜんぜん見てくれません。
そうすると、集中を欠いた状態になってしまいます。自分でも経験がありますが、真剣度が違うのです。
それだけならまだしも、資料を見ているとどうしても下を向きがちなので、眠気が襲ってくるんですよね ^^;;
こんなことで寝られては、話している方は目もあてられません。
それに、資料を配ってしまうと、当たり前ですが資料を先に見られてしまいます。そうすると、話の流れや伏線や、ネタまでバレバレです。
練りに練ったプレゼンの流れもこうなってしまうと、効果は半減どころか大幅ディスカウントです。
それではどうすればいいか。
あくまでも私の意見ですが、社内などで発表する場合は、プレゼン時には資料なしで、その後にメールなり Web なりで資料を公開するのがいいと思います。
カンファレンスなどでは当日 CD で配布する、もしくはすべてのセッションが終わった後に Web からダウンロードできるようにするのがいいのではないでしょうか。
いまどき、紙で配布するというのは資源の節約からしてもいただけないのではないでしょうか。
よく、後日ダウンロードというのがありますが、あれもダメだと思います。聞いたときの印象が抜けないうちに資料を見ていただかないと、内容を忘れてしまうと思うからです。
2005/04/07
今日のプレゼン 番外編
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