先週はハードな毎日が続いたのですが、今日もハードでした。というのも、今日は 1 日立ち仕事で、社内研修の先生をやらなければならなかったからです。
何の研修かというとオブジェクト指向と UML。春に新人に対して同じ講義をおこなったのですが、秋は中堅の人たちに対しておこなわなければなりません。
題目的には UML が入っていますが、必要最低限だけでほとんどやりません。ユースケース図とクラス図とシーケンス図だけ。そのほかにもう 1 つロバストネス図を加えていますが。
あまり概念的なことを教えていても飽きてしまうし、つまらないので、なるべく手を動かしてもらうようにしています。
はじめはロールプレイ。これで、メッセージパッシングとマルチプルインスタンスの概念を説明します。
そして、ロールプレイでおこなわれた会話をシーケンスとして表すことで、public な操作を導きだせるようにします。そこで、やっとクラスを登場させます。はじめはロールプレイに登場する人物だけをクラスに割りつけ、そこからだんだんと他のクラスを抽出できるようにします。
そこまでできてはじめてポリモルフィズムを説明します。でも、派生はやりません。インタフェースだけです。
ここまでで、ちょうど 1 日。
次回はユースケース (図ではないです) から入って、課題を変えて何度も同じことをさせます。つまり、ユースケース -> 大まかなシーケンス (ユースケースのシナリオに相当するもの) を作成 -> ロバストネス分析 -> クラス抽出 という流れです。
春には 5 つの課題でこの流れを書かせました。これだけ書かせると何となく分かったような気がするみたいです。さて、中堅の方たちはどのくらいの課題をやってもらおうかな。
ちなみに私の所属している部署は UML は必須なのですが、それって世間的には珍しいのでしょうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿