高橋メソッドによる功はすごく大きいと思います。その中でも、最大の功は
- プレゼンテーションに対する興味を持つきっかけを作った
ということだと思います。
今まで単に Power Point で漫然と作っていた資料のつくりかたを見直すきっかけになったのですから、これはすごいことです。
逆に、櫻庭が高橋メソッドの一番大きな罪だと思っているのは
- プレゼンの資料だけしか興味がおよばない
ことだと思います。
つまり、高橋メソッドを使ったというだけで、満足してしまい、その他のことに対して気遣いがなくなってしまうということです。
やはり、プレゼンテーションの基本は
- いかに聞いている人にやさしくできるか
ということです。高橋メソッドで作られた資料は確かに聞く人に優しくなると思います。でも、本当はその前にもっとやっておかなくてはいけないことがあるはずです。
つまり
- ポスチャー
です。
高橋メソッドをやっている人にありがちなのは、ページをめくるのに忙しくて、聞いている人のことを全く見ないでプレゼンすること。もちろん、ちゃんとポスチャーまで配慮してプレゼンをされている方もおられるのですが...
高橋メソッドで資料を作るとどうしてもページ数が多くなるので、それを全部覚えておくことは難しいと思います。だから、なおさら PC の画面もしくはスクリーンを見てしまうのです。
でも、それじゃ、つたわらないのです。
聞いている側の反応を見ながらプレゼンをしないと、独りよがりになりがち。やるんだったら、PC の画面やスクリーンをまったく見ないでできるぐらいまで徹底してやってもらいたいなぁと。
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