Software Design 誌 2006.11 月号に 3 人の共著で記事を執筆したのですが、今日はその打ち上げ。
行ったのは赤坂の Comme á la Maison。メンバは共著者の入口さん、蓮沼さん、そしていつも原稿の査読をしてもらっている O さんの 4 人でした。
さて、Comme á la Maison はフランスのランド地方の料理を味わえる、とても家庭的なレストランです。
はじめはイベリコ豚の生ハム。ハモンセラーノと双璧をなすハモンイベリコです。カウンターに足が 1 本、ドーンと置いてあり、注文されたらスライスしてくれます。
ほどよい塩加減で、口の中に入れるととろりと脂肪が解けます。おいしい。付け合わせに出されたピクルスもおいしかったです。
次がドーンと真ん中にシェーブルが乗っかっているサラダ。このシェーブルがトロッとしておいしい。ドレッシングにヘーゼルナッツオイルとシェリービネガーが使われているのですが、酸味が強いけれども、けしって尖った感じはしないという不思議なドレッシング。ヘーゼルナッツオイルってはじめて食べたのですが、やはりピーナツオイルのような感じですね。
そして、鴨の心臓の串焼き。焼き鳥みたいですが、鴨の心臓は普通の鶏のハツよりもやわらかい。そして、いっしょに挟まれているピーマン "ピキオ" がおいしい。
そのピキオに鯛、鮭の身をほぐして詰めたファルシ。魚自体は淡泊ですが、ピキオの甘さとトマトソースの酸味が巧い具合にミックスされています。
スープはやはりランド地方の名物らしいスープ ド ガルビュ。白インゲン、カブなどの野菜が見分けもつかないほど煮込まれています。スープのだしは生ハムの骨 ^^;; 上にかかっている赤いものはピーマンデスプレットという唐辛子です。どろっとした食感、味はほろ苦。これもおいしいのです。
メインの 2 品はハチノスやミノを煮込んだトリップと、仔牛のほほ肉のワイン煮。どちらも絶品です。
今シーズンは鴨がいまいちらしく鴨のコンフィはお勧めできないと。でも、こうやってちゃんと言ってくれる方が好感が持てます。
デザートはチーズのブランに栗の蜂蜜をかけたものと、トウモロコシの粉でできているミヤソン。栗の蜂蜜なんて珍しいですけど、ランド地方では普通に売っているものなのだそうです。アカシアやレンゲなどの蜂蜜などとはやっぱり違う。それをフロマージュブランにかけて食べます。
ミヤソンはやはりランド地方の名物らしいのですが、ホロホロッとしていて小麦粉のケーキとは全然違います。表面はキャラメリーゼしてあってパリパリです。ほのかな甘みがうれしいですね。
そして最後にエスプレッソを頼むとお茶請けにカヌレを出してくれました。このカヌレがまたおいしい。表面はカリッとして、中はトロッと。やっぱり、カヌレは焼きたてに限ります。
料理はもちろんおいしいのですが、接客がとても丁寧。料理の説明も詳しくしてくれます。とても好感が持てます。
実をいうと、このお店はジビエが有名なのですが、ジビエの季節にはちょっと早かった。うーん、残念。
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