Neil Young "Living with War" (2006) | |
真正面からプロテストアルバムというのは、現代ではめずらしい。 もともと、Neil Young には Ohio をはじめ、政治的な歌が結構ありましたが、このアルバムも最近のアメリカの政治体制、ぶちゃっけていえば Bush に対するプロテストソングになっています。 サウンド的には歪んだギターで音の壁を作るのはいつも通り。ドラムは普段よりかなり前面に出てきています。ほとんどの曲が 8 ビートで基本的なタタタタ タタタタ というリズムをキープしてます。でも、そのせいで曲が単調になっているというところも... 皆、同じ歌のような感じを受けてしまいます。まぁ、聴きこめば、それぞれの曲に持ち味はあるわけですが。 珍しいのはトランペット。これがかなり効果的。やはりトランペットは軍隊系のサウンドの要になるわけで、そのイメージを巧く使っています。そして、バックにフルコーラスを持ってきている点。 櫻庭的にはハープがもの悲しい Flags of Freedom や、歌詞が切ない Roger and Out がお気に入り。 |
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