8/5 のエントリで、ThinkIT の近藤さんの記事を批判したのですが、その後その批判をご覧なったのか連載の最終回で近藤さんが反論らしき記述をされていました。
ただ、論点がちょっとずれているように思いました。
OSGi が Java のモジュラリティを向上することについて、櫻庭はまったく意義を唱えていません。OSGi は OSGi としてやっていくのであれば、全然問題ないと思っています。
櫻庭が論点にしているのは
- Java SE 7 に入るかどうか分からない技術に対して、さも取りいれられることが確定したようなタイトルをつけていること
- JSR 291 が JSR 277、JSR 294 と同じく Java SE 7 に取りいれられるような記述をしていること
の 2 点に限られます。
ようするに OSGi もしくは JSR 291 が問題ではないのです。
たぶん、これは著者だけの問題ではなく、編集側の問題でもあるはずです。というのも、タイトルや内容は編集者と話しあって決めていると思うからです。
編集側としては、なるべくキャッチーなタイトルにして、読者の興味を引くようにするのは当然のはずです。だからといって、誇大広告のようなタイトルになってしまってはいけません。
逆にいえば、編集側がちゃんと内容を理解して、おかしなところがあれば著者にフィードバックすべきなのです。でも、これができる人は少ないんだろうなぁ。
こういうことは私自身にもいえることです。記述の裏をとることをおろそかにしない、そして読者をミスリードさせるような記述をしないということを、私自身、身を引き締めて行なっていきたいと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿