最近見た映画 (順不同)。
- Ratatouille: Rat-a-too-ee レミーのおいしいレストラン
- Eden 厨房で逢いましょう
- Miss Poter ミスポター
- No Reservation 幸せのレシピ
- Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer ファンタスティック・フォー: 銀河の危機
- Arthur and the Minimoys アーサーとミニモイの不思議な国
- TAXi 4
- Rouge Assasin ローグアサシン
こう並べてみると料理関係の映画ばかりですね。音楽と料理に弱い櫻庭です ^ ^;;
この中でおもしろかったのは Eden と Ms Poter、そして Arthur and the Minimoys。
まぁ、こんなもんかな、というのが Fantastic Four と TAXi 4 と Rouge Assasin。
つまらなかったのが、Ratatouille と No Reservation。
つまらなかったのからいきましょう ^ ^;;
やっぱりというか、何というか、アメリカ人に料理を語らせたらダメということですね ^ ^;;
まず、語彙が足りないと思うのです。
Ratatouille の中でレミーがキノコを使うところがあります。いろいろな種類のキノコが出てくるのですが、みなマッシュルーム。もうこの時点で興ざめしてしまいます。
No Reservation も出てくる料理がおいしそうに見えない。
この映画はドイツ映画の Bella Martha (邦題 マーサの幸せレシピ) のリメイク。でも、オリジナルの方が全然おもしろい。
Bella Martha の中で主人公の Martha がエプロンをして、これから調理場に入るというシーンがあります。その動作がまるで儀式のように 1 つ 1 つ重ねられていくのです。No Reservation にも同じようなシーンがありますが、Catherine Zeta Jones の演技は軽すぎるのです。
マーサという名前が変えられてしまったのも、いまいち。この名前は聖書から取られています。マーサはラテン語だとマルタ。このマルタはマリアの姉にあたります。
とはいうものの、聖書には複数のマリアが出てきます。有名なのが聖母マリアとマグダラのマリア、そしてこのマリアとマルタの姉妹です。
この姉妹のエピソードはググってもらうとして、マーサと料理との関係、そしてマーサの基本的な性格付けがそのエピソードに裏打ちされているということです。
そして、舞台がドイツということも重要です。マーサの生真面目な性格の奥底でイタリアにあこがれがている部分が見え隠れします。だからこそラストがいきてくるのです。
ところが、No Reservation では主人公のそのようなバックグラウンドがごっそりと削られてしまっています。しかも、ラストが変更されているのです。しかし、そのラストの必然性がまるでないのです。
はからずも、Eden と Ratouille と No Reservation のラストは同じになってしまいました。
Eden のラストは必然性があります。Ratouille は少しだけ、No Reservation はまるでなし。この違いが映画を見終わった後の印象を決めているような気がします。
ついでにいうと Ratuille も No Reservation も邦題が悪すぎ。どちらも原題は劇中でキーとなる言葉なのに、邦題ではそれがまったくいかされていませんね。
そういえば、No Reservation では食器がジノリだと思うのですが、確信がもてません。デザートのシーンで使われた白の角皿は、私が持っているのと同じだと思うんですが、真相は如何に。
次、Fantastic 4 と TAXi 4 はシリーズものの運命なのか、一作目に比べるとパワーダウンしています。まぁ、しかたないとは思いますけど。しかし、なんであんなに世界各地を回る必要があるんでしょう?
Rouge Assasin はラストだけは意外性があって、結構楽しめます。でも、わけの分からない日本が表現されていたりして、物語としては浅いです。Jet Li は李連傑 (リーリンチェ) のころから好きだったんだけどなぁ。
さて、Eden です。Eden の邦題「厨房で逢いましょう」もいまいちですね。Eden というのはヒロインの名前なのですが、もちろんエデンの園のことも指しています。いつまでも楽園にいることはできないのです。いつかは追い出されてしまうわけです。これがラストの必然性を与えている背景となっています。
もちろん、料理をしているシーンがすばらしい。No Reservation の中で Catherine Zeta Jones はほとんど料理はしませんでしたが、Eden は料理のシーンが大量に出てきます。そして、料理のシーンのどれもが美しい。料理をしている動作が美しいのです。
そして、料理を食べる演技がまたいいのです。皿に残ったソースまでも指でぬぐって、舐めつくす。そこまでしたい、そんなにおいしいということを強烈に印象づけるシーンです。
あの料理食べてみたいなぁ。
Miss Potter もなかなか楽しめました。というか、Renée Zellweger の演技がよかったというべきかもしれません。彼女のひきつった笑みが結構好き ^ ^;;
実際は史実とずいぶん違うらしいですし、Potter のキャラクターもずいぶん違っているらしいですが、映画としての脚色の範囲なのでしょう。
Arthur and the Minimoys は CG と実写の合成。アニメと実写の合成といえば手塚治虫のバンパイアですが、さすがに櫻庭も本放送は見ていません。えっ、そんなの誰も知らない?
監督は Luc Besson。彼は TAXi のプロデューサもしてますが、TAXi より Arthur and the Minimoys の方が全然おもしろいです。
実写での Arthur を演じている Freddie Highmore はチャーリーとチョコレート工場のチャーリーを演じていた少年です。
彼の演技もすばらしいのですが、もっとすばらしいのが Arthur のおばあさん役の Mia Farrow。Mia Farrow のおばあさんはとてもキュートで愛すべき人物としてえがかれています。
しかし、Mia Farrow がおばあさんかぁ。もう 60 歳をすぎているけど、そんな感じには見えないですね。
もう 1 つ、Madonna の声も見逃せない (聞き逃せない?) ですよ。
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