2007/12/01

今日の一枚

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Original Soundtrack "Once" (2007)

というわけで、Once のサントラです。

このサントラ以外に主演の Glen Hansard とヒロインの Marketa Irglove 名義のアルバム The Swell Season が出てます。こちらはまだ未聴なのですが、曲はほとんど同じです。

映画としてでなく、音楽だけ取り出してみると、ちょっとチグハグ感があります。というのも、ドラムマシンやシンセの音がとてもチープなのですが、ストリングスだけは大業に入っているというところ。

映画の中で PC でドラムの音を重ねてあるシーンがあるので、ドラムマシンやシンセの音がチープなのはいいのです。なのに、ストリングスだけはやけに豪華。こんなのとっぱらって、アコギとピアノだけにした方がよっぽどいいのに。かなり残念。

でも、曲はいいですよ。聴いていると映画のシーンが思い浮かびます。

1 曲目の Falling Slowly は楽器屋のシーンで弾いていた曲。メロディはとてもシンプル。でも、力強い。この曲は Glen Hansard もお気に入りなのか、The Frames のアルバムでも唄っています。

アコギははじめアルベジオでサビにかけてカッティング、ピアノは旋律をなぞっていきます。このピアノが旋律をなぞっていくというのは、このアルバムでよく使われていて、それがとても効果的。

やっぱり、この曲が一番のお気に入りですね。

次の If You Want Me は演歌です。マジで演歌ですよ、これは。 3 曲目の Broken Hearted Hoover Fixer Sucker Guy は映画の中で録ったものをそのまま。だからノイジーだけど、アルバム全体から見るといいアクセントになっています。

Lies もお気に入り。とても叙情的です。 Marketa Irglove のソロの The Hill もいいなぁ。ストリングはうるさいけど。なんでピアノの弾き語りにしないのだろう。

ギターを思いきりかき鳴らす Into the Mystic もお気に入り。

もう 1 つのアルバム The Swell Season も聴いてみたいなぁ。

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