12 月はむちゃくちゃ原稿を書きました。ちなみに、櫻庭は ITpro も gihyo.jp に限らず、ほとんどの原稿を HTML で、UTF-8 で入稿しています。
今までの最高は ITpro で JAXB を書いた時の 114KB。このときもつらかったのですが、今月はその比ではありませんでした。
なんと今月執筆した量は 302KB。よくこんなに書けたもんです。人間やる気になればどうにかなるということですね。
でも、体力的にはかなりやばかったです。というか、今年は本当に体力的につらいことが多かったですね。こんなに徹夜したのなんて、今までの人生でなかったと思うぐらい。で、だいたい徹夜すると、体調崩して次の日には寝込むということを繰り返してました。
だから、会社を休んだ日数も今までにないほど多かったです。来年はもうちょっと仕事量減らしたいなぁ。
| Eli "Paperboy" Reed & The True Loves "Rolll with You" (2008) | |
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Ryan Shaw もソウルでしたが、Eli "Paperboy" Reed もむちゃくちゃソウルです。 すげえカッコいい。 ジャケ写を見ると白人のようですが、サウンドはまさにソウル。これはかなりきてます。 ブラスのキラキラした音と、意外に太いギターの音が絡まりあってソウル全盛期のあのサウンドが蘇るのです。でも、懐古主義ではなく、換骨奪胎して独自のサウンドに仕上げているのはさすが。 それにしてもウィルソンピケットやオーティスレディングを彷彿させますよ、ほんとに。 1 曲目のドラムのイントロからブラスが入ってくるところなんか、モロ。これ聞いただけでやられてしまいます。ほんとにカッコいいです。この歌い方を聞いたら黒人と思ってしまっても全然不思議ではありませんん。ギターもすごいテクニックを持っているわけではないのですが、味のある音。 ほんとこのアルバムはすべていい曲ばかり。It's Easier みたいなバラードから The Satisfier みたいなスピード感のある曲まで、捨て曲なしです。 櫻庭が持っている今年発売されたアルバムの中では一押し。いやあ、すごいです。 |
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12 月はシュトーレンとパネトーネとクリスマスケーキで生きている櫻庭です。
まじめな話、ほとんど毎日のようにどれかは食べています ^ ^;;
ということで、はじめはドイツのシュトーレンです。
シュトーレンやパネトーネは 12 月に入ると、すぐに売り出すのでついつい買ってしまいます。しかも、日持ちするので、ちょっとずつ楽しめるし。
まずは渋谷の Viron (ヴィロン) のシュトーレン。去年は買わなかったので、2 年ぶりかな。お菓子とパンの中間ぐらい。真ん中にはクリがごろごろ入ってます。
Viron のパンはおいしいので、当然のことながらおいしいです。安定したおいしさですね。
Viron では大小 2 種類のシュトーレンがあるのですが、これは小さい方です。大きい方でもよかったなぁ。
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シュトーレンはドイツのパンですが、おとなりのオーストリアでも食べるのでしょうか? というのも Demel (デメル) でシュトーレンを売っていたからです。
今まで Demel でシュトーレンを売っていた記憶がないので、もしかしたら今年が初めてなのかもしれません。
シュトーレンとしてはかなり小振り。これはパンではなくてお菓子ですね。フィルがかなり多いです。ごくごく普通のシュトーレンでした。
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オーストリアの Demel でも売っているのだから、ドイツ菓子のユーハイムだったら売っているだろう、と思って見にいったら、やっぱり売ってました。
サイズが大きくて、桐箱入り。これだけ見ると豪華ですが、Viron の小さい方よりも値段は安いです。
まぁ、そんなもんだろうと思っていたのですが、食べてみたらやっぱり... まぁ、そんなもんだろうという感じ。
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次はイタリアのクリスマスのパンであるパネトーネ。
もともと、シュトーレンに比べると、パネトーネにはそれほど執着していないのです。パネトーネ菌を使ったパンは独特のえぐみがあるんですよね。
で、今年はあまりパネトーネを買うつもりはなかったのですが、高島屋の地下を歩いていたら、足が止まってしまいました。
いってみれば缶めあてで買ったのでした ^ ^;;
味は... 平均点以下かな。えぐみが強いですね。高島屋で買うんだったら、Peck の方がよかったなぁ。でも、缶買いなので (そんな言葉あるのか?)、後悔はしていないです。
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さて、長々と続いてきたシュトーレンとパネトーネですが、これが最後です。
Signifiant Signifié (シニフィアン シニフィェ)のシュトーレンとパネトーネです。
両方ともサイズは平均的なものに比べると、かなり小さいです。でも、味は今まで食べたシュトーレン、パネトーネの中で一番おいしかったと思います。
シュトーレンは塩竃のような感じですが、まわりは和三盆糖で固めてあります。この和三盆糖は甘みがとても柔らかい。中身も普通のパンとは似ても似つかないような感じ。日が経つほど、うまみが熟成されてきます。これは本当においしい。
そして、パネトーネ。
なんと、このパネトーネ、えぐみがまったくないんです。えぐみがない分、ヨーグルトの風味がより一層感じられ、ほのかに甘い生地と混ぜ合わさって、とてもミルキーな感じ。こんなパネトーネはじめて食べました。
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お待たせいたしました。ここからがいわゆるクリスマスケーキです。今年は 19 日から 25 日まで毎日食べてました ^ ^;;
ということで、これを食べたのは 19 日です。予約したのではなく、店頭で見て買ったもの。和の材料を使ったケーキも食べてみるかなぁ、と試しに買ったずんだ茶寮の和栗モンブランです。
でも、だめだった orz
和栗のクリームはおいしいのですが、いかんせんスポンジのクオリティが低い。
また、ロールケーキをブッシュ ド ノエルにいしたてあげるというのは、時代遅れ。現在のトレンドからすると完全に乗り遅れていますね。
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今年、日本に初出店した Ladurée (ラデュレ)です。パリの老舗ということで今年一番の注目だったわけです。でも、クリスマスケーキは...
というか、日本のクリスマスケーキの状況をあまり把握せずに、普通に作っちゃった、というところのような気も。
フランボワーズとローズペタルの組み合わせは、イスパハンなどで使われているので、お手のものということだとは思います。でも、Pierre Hermé の Bûche Ispahan に比べると、やっぱりそこには驚きがないんですよね。
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Sebastian Bouillet (セバスチャン ブイエ) も Pierre Hermé も見た目はごついんですけど、なんでこんな繊細なケーキを作れるのでしょう。特に Bouillet は野球選手といわれても違和感がないほどごついです ^ ^;;
このケーキもチョコレートの半円筒でケーキを覆うというそのアイディアがすばらしい。
中のケーキはシンプルなイチゴのケーキ。でも、スポンジは軽くてフワフワ。ピスタチオが見た目も食感でもアクセントになっています。
ホワイトチョコは普通のチョコレートです。しっかり作っておかないと簡単に壊れてしまうので、見た目よりは繊細な感じはないですね。
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次が神谷町の Occitanial (オクシタニアル)。
今年の新宿伊勢丹のクリスマスケーキはとてもチョコレート系のものが多いのです。なんでだろう? Jean=Paul Hévin とかは当たり前でけど、それ以外もチョコレートケーキが多いのです。
そんな中、華やいだ雰囲気だったのがこのケーキ。見た目も華やかですけど、味も華やか。一口食べるとすっぱい! パッションフルーツの酸味が口の中に広がります。
後からマンゴーやバナナのねっとりとした甘味がやってきますよ。
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これは高島屋で買ったもの。というか Fauchon なので、当然高島屋ですね。赤と緑というクリスマスカラーなので、ペアで買ってみました。Fauchon はパティシエの名前が前面に出てこないですけど、Christophe Adam はもっと前面に出してもいいと思うんですけどね。彼のエクレアはとても斬新だし、このケーキも見た目と味の両方とも意外性をもたらせてくれます。
赤いほうが表はイチゴ、中にはイチゴのジュレとキャラメル。このキャラメルがとてもおいしい。イチゴとキャラメルの組み合わせというのはこんなに合うとは思いもしませんでした。
緑はピスタチオのスポンジです。でも、ピスタチオよりも中に入っているマンゴーのジュレが味の決め手。このマンゴーがいいですね。2 つ買ったのは正解でした。
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さて、Jean-Paul Hévin です。彼のクリスマスケーキはとても変わっていて、ぱっと見、これがクリスマスケーキとは思えないようなものばかり。今年も靴とカバンですから。靴はむちゃくちゃ高いので、カバンの方。ちなみに、去年は土管みたいなのでした。
中はロールケーキで一番真ん中の部分にフランボワーズ。このフランボワーズの酸味がいいですね。チョコとフランボワーズは合うからなぁ。
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今年一番大きいケーキがこれ。Pierre Hermé の Montebello (モンテベッロ)。直径 30 cm 以上。これは日本橋の三越で買いました。定番ケーキのモンテベッロをクリスマスケーキにアレンジしたもので、イチゴとピスタチオがメインです。
外側がピスタチオのクリームで中にピスタチオのスポンジそして、ピスタチオの薄いダコワースにはさまれてイチゴのコンポート。とても華やかなケーキですが、中身も期待を上回るおいしさでした。
残念だったのが、ケーキを作ってから受け取るまでにかなり時間がたってしまっていたらしく、フルーツから水分が出てしまったり、マカロンがクリームの水分を吸ってしまったりしたところ。ケーキを受け取る時間を指定できないので、会社帰りに取りにいくとどうしても作ってから時間がたってしまうんですよね。
せめて午前と午後、夕方の 3 つの時間帯に受け取りの指定をできるようにしてもらいたいです > 三越デパートの人
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最後がやはり Pierre Hermé の Bûche Origine (ビュッシュ オリジーヌ)。
もろチョコレートです。すごい濃い。濃厚。ベネズエラ産のカカオを使ったオリジナルチョコレートということで Origine なんだそうです。チョコレート好きにはたまりません。でも、これはお腹いっぱいになりますよ。
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