Crosby, Stills, Nash & Young "So Far" (1974) | |
ここで John Lennon を取りあげると思ったら大間違い ^ ^;; 櫻庭はソロ時代の John Lennon のアルバムは John Lennon/Plastic Ono Band と Imagine 以外はあまり好きではないのです。好きな曲はあるのですが、トータルとしてのアルバムとしたらあまり評価できません。 平和運動などに対する John Lennon の影響は大きいと思いますが、彼が平和運動をすることによる彼の音楽への影響はプラスの方向ではなくて、マイナスだったのではないかと思っています。 では、何を取りあげるかというと Crosby, Stills, Nash & Young です。 The U.S. vs. John Lennon の中でも取りあげられていましたが、オハイオで州兵によりデモ中の学生が射殺されるという事件がありました。これを真正面から取りあげたのが CSN & Y の Ohio です。 Ohio はシングルでリリースされ、アルバムでは 4 Way Street のライブ版しかなかったのですが、このベスト盤でシングル版が収録されています。今でこそ CSN というボックスセットもしくは Carry On という 2 枚組がありますが、私が CSN & Y を聞き始めた頃は、このアルバムしか Ohio を聞くすべがなかったのです。 このアルバムでは Ohio の B 面で、やはりプロテストソングの Find the Cost of Freedom も入ってます。 この 2 曲はほんといい曲です。櫻庭も大好き。 Ohio は Neil Young、Find the Cost of Freedom が Stephan Stills の曲です。 Ohio のイントロのやソロのギターは鬼気迫るものがありますよ。レコーディング中に感激して David Crosby が涙したというエピソードもうなずけます (Neil Young のベスト盤の Decade のライナーに書いてありました) 。 Find the Cost of Freedom も Stills と Young のアコギのイントロが最高。2 人のギターがうねうねと 絡みつき、そして最後はアカペラ。いやぁ、かっこいい。 このアルバムはベスト盤だけあって、他にもいい曲ばかり。 1 曲目の Déjà Vu をはじめて聞いたときは、ほんと愕然としましたよ。Suite: Judy Blue Eys もそう。 この頃の CSN & Y はほんとスゴイです。 CSN & Y は 4 人ともギターを弾けて、歌えて、コーラスもできて、曲作りもできるのです。たしか、みな鍵盤も弾けたはず。 また、CSN & Y はエレクトリックな面と、アコスティックな面を両方兼ね備えており、そのバランスがいいのです。Find the Cost of Freedom や Judy のようにアコギを何本も重ねて重厚なサウンドも作るし、Ohio や Woodstock のようにハードなサウンドもお手のもの。彼らに影響を受けたというアーティストが多いのもうなずけますね。 しかも、このアルバムはジャケットが Joni Mitchell が描いているし。 おしむらくは、このアルバムには Carry On が入っていないことかなぁ |
2008/01/02
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