最終発表は九工大飯塚キャンパスの 500 人教室で行なわれました。その名の通り、500 人はいれる会場です。
ここは 3D プロジェクタが使えるのだそうです。偏光グラスをかけてスクリーンを見ると... おぉ、ちゃんと LG3D が 3D に見える。
というわけで、今日が最後の発表です。
一番手は 5miniutes の「3D 麻雀」。
残念ながら、デモできるところまでインプリがすすまず。麻雀のモデル部分はできているらしいのですが、ビューの部分がまだ全然らしいです。
それにしても麻雀は難しいですね。既存の麻雀ゲームには 3D のものもいっぱいあるので、それとの差別化できないといけないし。
次がてりとり製作委員会の「てりとり」。
Blocks というパズルゲームがあるのですが、それを 3D 化したのがてりとり。
Blocks はテトリスのブロックのようなピースをボードにしきつめていき、ピースの面積で勝ち負けを決めるというゲームです。てりとりは 3D のキューブの中に立体的なピースを詰めていきます。
このチームはちゃんとデモまでしてくれました。なかなかおもしろそうですが、当初から懸念に感じていたオペレーションについては解決方法を示してくれませんでした。たとえば、ピースをどこにおけばいいのかがわかりにくいところとか、ピースの移動などです。
3D のゲームだとしてもポインティングデバイスは 2D なので、そのギャップを埋めるのは簡単にいかないようです。
最後がはたらきアリの 「ALinkos」。
ALinkos は LG3D 用の Twitter クライアント。表形式で表すモード、新着だけをポップアップで表示するモード、花をモチーフにした 3D の表示モードの 3 種類のモードをもちます。
やっぱり一番の売りは花のモード。ひまわりのように中心に円があり、そのまわりを花びらで囲んでいるような形状です。その花びらにメッセージが表示されます。新しいメッセージがあると、花びらが円を中心にして回転し、古いメッセージが消されてしまいます。
入力は中心の円の部分に書きます。
古いメッセージを見たいときは花びらを螺旋状に配置して、見られるようになっています。
でも、この花のモードはもうちょっとひねりが足りないなぁ。花びらにメッセージを表示させる意義が分からないんですよね。Cosmo Sceduler ぐらいぶっ飛ばないと。
とはいうものの、3 チームとも短い期間でよくココまで実装できたなぁと思います。
ところが、学生さん達も当初予定していたものができていなかったためか、プレゼンがネガティブなんです。あれもできなかった、これもできなかった、とできなかった、できなかったのオンパレード。
でも、ここまでできたんだからそれを胸はって発表した方がいいと思うよ。ネガティブなプレゼンは聞いている方も切なくなってきます。もっとポジティブにやらないと。
発表の後、ゼミ室にもどって、プレゼン会場ではいえなかったことに関する講評や、ちょっとした設計レビュー、コードレビューをおこないました。
Sun からは記念の楯が送られたりして、始終なごやか。こういう経験が今後の人生にプラスに働けばいいなぁ。
ちなみに、来年度は LG3D ではなくて、SunSPOT を題材にしてシステムを作るのだそうです。私は来年度も協力する予定なので、すでに購入してある SunSPOT を 1 セット貸していただきました。
来年度の PBL がはじまるまで、いろいろ遊んでみようっと。
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