Neil Young "Mirror Ball" (1995) | |
Neil Young というと過去の人のようですが、現在でもバリバリ活躍しています。Neil Young が音楽シーンに与えた影響も大きい。特に 90 年代のグランジロックへの影響は多大です。 このアルバムはグランジロックの雄 Pearl Jam と共演をした 1995 年の作品。アルバムクレジットには Pearl Jam は入っていませんし、聞いていてもほとんど前面には出てきません。あくまでも、バックに徹しています。 とはいっても、サウンドは Pearl Jam のあの重たい響きがしっかり活かされています。 そして、ほとんどがギター、それもエレキギターのロック。違うのは What Happened Yesterday と Fallen Angel のオルガンぐらいかな。Pearl Jam は Eddie Vedder も含めるとギターが 3 人いるはずなので、Neil Young も加えると 4 人ですが、どれが誰だか全然分かりません ^ ^;; だいたい 1 曲目でガツンとやられて、そのサウンドにメロメロになってしまうパターンが櫻庭には多いのですが、このアルバムもそのパターン。 Song X のイントロのギターがそう。これがまたカッコイイんだ。ギターソロのイントロの後、ドラム一発皆でなだれ込むというパターンの曲です。呪文のような低音のコーラス (Pearl Jam の面々ですね) が気分を盛り立ててくれます。 次の Act of Love はドラムが前面に出たスピード感のある曲。でも、テンポが速いというわけではないのです。ミディアムテンポなんだけど、妙にスピード感がある。ギターが 8 ビートをすべてダウンストロークで刻んでいるのもスピード感を醸しだしているのかもしれません。 I'm the Ocean は Neil Young のお得意のパターン。Downtown もそうですね。Pearl Jam のバックは Carzy Horse ともひけを取らないですよ。Downtown はよくライブでもやるので、気に入っているのかもしれません。 このアルバムで聞かせるところが、What Happened Yesterday と Peace and Love の 2 曲。というか、What Happened Yesterday は Peace and Love の前奏曲といった感じ。実際に、1 分もない短い曲で、とぎれなく次の Peace and Love になだれ込んでいきます。 What Happened Yesterday は前に書きましたけど、オルガンの弾き語り。以前はオルガンよりもピアノの方が多かったけど、最近はオルガンの方が使用率が上がってます。 そして、Peace and Love。この曲は唯一 Eddie Vedder との共作。どちらが主導権をとって曲を作ったのか分かりませんけど、破壊的なエネルギーを持った曲です。イントロや間奏で弾いているギターのリフがボーカルのメロディとかぶさっていきます。 特に間奏のリフに低音のギターが絡んでいくのが、カッコイイ。エンディングにかけての倍音だらけのギターソロもいいですね。余韻が残る感じ。 Scenery がこのアルバムでは一番のお気に入り。Neil Young のギターは倍音成分が多いんです。だから、ロングトーンをすると最後は倍音だけになってしまう。そんなギターサウンドを効果的に使うとこうなりました的な曲です。このアルバムの中では最長の曲だけあって、ソロもいっぱい聴かせてくれるのがうれしいところ。 その次の Fallen Angel は再びオルガンの小曲。Scenery で盛り上がったのを鎮めてくれるのです。 |
2008/06/27
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