Ani DiFranco "Canon" (2007) | |
Ani 唯一のベスト盤。しかも、2 枚組。新曲はないようですが、再録音したのが 5 曲。それにしても、彼女はよく働きますね。毎年、毎年、コンスタントにアルバムを出しているし。 サウンドはシンプルなモノが多く、アコギの弾き語りも結構あります。というか、やっぱり弾き語りですよ。 Ani のギターはとてもパーカッシブ。そして、むちゃくちゃうまい。それにしてもよくもこんなフレーズを弾きながら歌えるものです。 櫻庭は Ani DiFranco のアルバムは初期のモノをのぞいて、ほとんど持っているのですが、こうやってまとめて聴くのもいいものですね。シングルカットをほとんどしない人なので、シングルヒットはないのですが、それでも曲の完成度はとても高いです。 個人的にはやっぱりアコスティックギターの弾き語り。1 枚目の 1 曲目の Fire Door みたいなのが大好き。 1 枚目 6 曲目の Cradle & All はバンド形式ですが、これもお気に入り。ほんとにどうやって弾いているんだか、ぜんぜん分かりません。ときどき入るハーモニクスがいいですね。 9 曲目の Dilate はアルバムのタイトル曲にもなっていますが、乾いた哀しみがにじみ出ています。ベース音と高音弦の対比がすばらしい。10 曲目からはライブ。でも、10 曲名にクレジットされているのは喋りなので、実質的には 11 曲目から 13 曲目の 3 曲です。ライブになると、よりパーカッシブさが全面に押し出されるような感じ。 2 枚目 3 曲目の Grey がまたいい曲なんですよ。Rain Check や Swim はライブ感のある曲。微妙にエコーがかかったような音。ギターとボーカルを同時録音しているのかなぁ? ウッドベースが Jazz っぽい Hypnotized もお気に入り。映画のワンシーンそれもウェスタンを彷彿させるような音。 一番のお気に入りは、Manhole。この曲はほんとうに彼女を代表する曲だと思うのですが、どうですか? |
2009/01/21
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