今日は蒲田の富士通で丸山先生レクチャーシリーズ。今年は全然参加していないので、1 年ぶり。
しかも、Adobe の Flash Platform、Microsoft の Silverlight、そして JavaFX で去年とまったく同じ。発表者もまったく同じ。
この組み合わせはやりにくいんですよね。Adobe と MS はどういうプレゼンをするか容易に予想できるので、それと同じパターンはやりたくないのです。だって、つまらないんだもん。聞く方にとっても同じようなプレゼンが 3 つ並んでも、混同するだけでおもしろくないんじゃないかなぁ。
なので、今年も変化球。
去年は構造と手続きの話をしたのですが、今年は何の話をするかとても迷いました。というか、前日までまよってました。
結局、JavaFX Compiler とメタプログラミングについてお話しをしてきました。
JavaFX Compiler に関しては、あまり深入りせずに、宣言的文法がどのように Java の手続き的な文法に置き換えられるかを中心に紹介しました。そして、その延長線上でメタプログラミングの話。
Java では JSR 223 でスクリプト言語を扱えるようになりました。これを使えば、スクリプトの中で、動的にスクリプトを作成して、その場で実行ということも簡単にできます。
JavaFX には FXEvaluator クラスという JSR 223 をラップするクラスが用意されているので、スクリプトを実行することも簡単にできます。FXEvaluator クラスは JavaFX Script しか扱えないのが残念なところです。
資料はもちろん JavaFX で作った自作プレゼンツールです。下のリンクから見ることができます。
しかし、FXEvaluator クラスだけはアプレットで使えないんです。だから、メタプログラミングの部分はカットしてあります。
http://www.javainthebox.net/publication/20090323marulec/marulec.html
ところで、櫻庭は RIA という言葉がキライです。
どうもリッチというのが鼻につくんですよね。この場合のリッチは、普通に考えたらリッチな表現力に結びつくからです。
もちろん表現力が豊かなのはいいのですが、私がいやなのは表現力を豊かにすることが目的になってしまいがちだということ。やはり、表現力うんぬんよりもユーザビリティの方が重要なはず。
しかし、RIA という言葉にしてしまうと、表現力の向上ありきのような感じを受けてしまいがちではないかと思うのです。
ユーザが使いやすいのであれば、シンプルな UI でも全然かまわないし、必要であれば 3D などを駆使して作っても全然かまいません。でも、それはユーザの使いやすさという視点を常に忘れないようにしなければいけないと感じています。
もちろん、Adobe や Microsoft がリッチというのを表現力だけでなく、クライアントのリソースであったり、開発環境であったり、さまざまな意味のリッチを含んでいるというのは分かります。今日も Adobe の XXX さんがそう仰っていたし。
でも、普通の人にリッチにそこまで深い意味があると気づかせるのはなかなか難しいのではないかなぁ。どうしても表現力に目が向きがちになってしまうのではないでしょうか。
ということで、RIA よりは UFIA (User Friendly Internet Application) がいいね、という話も一番はじめにしました。略語の一番はじめの文字が U だと、プロレスとかボクシングの団体のように聞こえてしまいますけど ^ ^;;
アンケートを見せていただいたところ、それに賛同してくれる方が少なからずいたので、間違っていないと思うのですが、どうでしょう。
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