2009/04/02

今日の一枚

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The Quintet "Jazz at Massey Hall" (1953)

The Quintet って誰だ? と思ったらビバップ黎明期の巨人ばかりですよ。アルトが Charlie Parker、トランペットが Dizzy Gillespie、ピアノが Bud Powell、そしてベースが Charlie Mingus とドラムが Max Roach。クレジットでは Charlie Parker は Charlie Chan となっていますが、契約の問題で名前を出せなかったらしいです。

53 年のライブの録音なので、決して録音状態がいいとはいえません。ノイズだらけだし。でも、ビバップが生まれた時のエネルギーはビンビンに伝わってきます。

特に Charlie Parker。この頃の Chalie Parker はもうドラッグ漬けになっていて、コンディションはよくなかったはず。でも、すごい。確かに Dizzy Gillespie のパワフルなプレイに比べると、パワーでは負けてしまうかもしれません。でも、そのメロディアスで、かつテクニカルなソロはやっぱりカッコいい。

そして、Dizzy Gillespie。エネルギッシュなプレイで魅せてくれます。それにしても、Perdido で Charlie Parker がソロを吹いている間に後ろで騒いでいたり、コミックソングバリの Salt Peanuts など、ちょっとサービス精神旺盛すぎる面も。まぁ、お茶目なんでしょう。

お気に入りは 1 曲目の Perdido と、定番の A Night in Tunisia。

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