2009/07/11

今日の一枚

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Sonny Landreth "The Road We're On" (2003)

Sonny Landreth のスライドはカッコいい。このアルバムだとアコギのリゾネイターを効果的に使っているし、エレキのスライドも抜群。

リゾネイターのギターって National とか Dobro が作っている金属の共鳴板を使ったギターでシャリシャリした音が出ます。Dire Straitss の Brothers in Arms のジャケットに写っているギターがそう。何のギターを使っているかは書いてなかったので、不明。

やっぱりデルタブルースが体にしみこんでいるのかなぁ。サザンロックとデルタブルースという泥臭いサウンドが痺れるのです。

1 曲目の True Blue のはじめのボーカルと部分的にユニゾンさせているギターがリゾネイターの音。ここだけでもむちゃくちゃカッコいい。その後にエレキがかぶさって、このエレキのスライドがまたいいんですよ。

A World Away もお気に入り。個人的には Sonny Landreth のこういう重たい曲が好きです。倍音の多いギターで、ロングトーンのボトルネックならでは細かなビブラートがたまらないですね。あっ、ボトルネックというのは金属やガラス製の左手の指にはめてスライドギターを弾くためのものです。

Natural World のリゾネイターを使ったリフがまたカッコいい。カキンコキンという固い音が特徴的。望むらくはリゾネイターでソロも弾いてくれるといいんだけどなぁ。

Fallin' for You はサザンロック。これもまたリフがカッコいい。低音から高音まで縦横無尽のソロもいいですね。

そして、そして、一番のお気に入りがなんといっても Juke Box Mama。この曲だけはエレキなしのリゾネイターギターのみ。もちろんソロも。なんたらママという曲は古典的なブルースや初期のロックによくあるんです。でもその古くさいタイトルを、古いスタイルのブルースで弾くというのがまたおもしろいところです。でも、古いだけでなくソロワークなどはとても洗練されていて、対比がおもしろいのです。これはカッコいい。

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