J2SE 5.0 がリリースされてから、まだそんなに経ってないような気がしてましたけど、もう 5 年。
なんと、もう EOSL ですよ。
EOSL というのは End of Service Life のこと。つまり、これ以降の保守はしないということです。
まだ、J2SE 1.4系で動いているシステムも多いと思いますけど、本格的に Java SE 6 への以降を考えた方がいいと思いますよ。
すくなくとも、J2SE 1.4 系とそれ以降のバージョンではアプリケーションの管理がむちゃくちゃ楽になってます。
Java VM から得られる情報は、J2SE 1.4 系とそれ以降では大違いなのです。Java SE 6 に至っては、動作中のアプリケーションに後からアタッチして VM の情報を得られるのですから。
J2SE 5.0 で追加されたジェネリクスやアノテーションなんて使わなくてもいいから、とりあえず動作させるのは Java SE 6 にしてもらいたいところです。
ちなみに Java for Business の契約をしていれば、以前の J2SE 5.0 以前のバージョンも保守してくれます。
でも、やはり以前のバージョンの保守はなかなか難しい所があります。なんといっても、そのころ JDK を開発をしていた人は大量に抜けてしまっていますから。
以前、J2SE 5.0 がリリースされてかなり経った頃、とある会社が J2SE 1.4.2 のバグ修正を Sun にプロモートしたことがあったらしいのです。その頃、その某社は Java SE のソースライセンスを持っていました。
ところが、Sun は J2SE 1.4.2 でそのバグの修正はできないということと、もしその某社のシステムを J2SE 5.0 にバージョンアップにできるのであればそれに対しては対応するということを回答したようです。
で、その某社は J2SE 5.0 にバージョンアップすることを決め、再びバグ修正 (J2SE 1.4 に由来のバグと、バージョンアップに伴う新たなバグの両方) をプロモートしました。で、バグ修正してくれたようです。
つまり、ライセンシーであっても、以前のバージョンのバグに対しては対応しきれないこともあるわけです。
だから、もし J2SE 1.4 でシステムを動作しているとしたら、早めに Java SE 6 にバージョンアップした方がいいと思いますよ。
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