John Mayer "Battle Studies" (2009) | |
あれっ? なんかずいぶんソフト。というのがはじめて聴いた時の感想。 John Mayer はデビューの時、売れるための戦略としてアコスティックで出てきたわけですが、新しいアルバムが出るたびにハードになっていました。しかし、このアルバムはずいぶんやさしい音を出してます。 どうしたんだろう? もちろん、デビューから聴いている櫻庭としては、この傾向も大好きなんですけどね。 All We Ever Do is Say Goodbye はちょっと甘すぎるけど、Taylor Swift が参加している Half of My Heart はいいなぁ。こういうちょっとポップ目の曲はいい曲が多いですね。ギターもかっこいいし。でも、Taylor Swift の見せ場がちょっと少ないんじゃない? Who Says もお気に入り。しかし、こういう曲好きだなぁ。スリーフィンガーのアコギがベースだけど、それだけで終わらないのが John Mayer。シャラシャラしているブラシのドラムもカッコいいね。 で、最大の見せ場が Crossroads。 Crossroads って、やるのは勇気いると思うんですよね。オリジナルは Robert Johnson だし、それにもまして Eric Clapton の名演があるわけです。 つまり、Crossroads をやると、かならず Eric Clapton と比べられるわけですよ。それをあえてやるというのは、なんか吹っ切れたんでしょう。 リフは Eric Clapton のリフを継承していますが、ずっと抑えめ。ボーカルも抑えめ。ソロも抑えめ。でも、この抑えめなところがいいんですね。自分なりの答えが見いだせたのでしょう。 |
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