Tori Amos "Midwinter Graces" (2009) | |
なんかこのアルバムは不思議な感じなアルバムで、聞いたことある曲なんだけど、微妙に違うのがいっぱい。ようするにトラディショナルな曲に Tori が詩と曲を追加しているのです。そして、それがとても印象的な曲に仕上がっています。 いわゆるトラディショナルな曲は手垢がつきまくっていて、誰がやっても同じようになっていたりしますが、この手法は新しい。古い曲が新しくなって生まれ変わる感じです。 それに加えて、オリジナルの 5 曲も捨てがたい。全体的にクオリティの高いアルバムにしあがっています。 1 曲目の What Child, Nowell は What Child を作り替えた曲。はじめてこれを聞いた時に、あれっと思ったわけです。でも、最終的には、元の曲に戻っていく。この違和感がいいんです。 オリジナルの方でいうと、A Silent Night with You がいいですね。短いフレーズを連ねていくのですが、最後の A Silent Night with You という歌詞に修練していく感じ。 結局、今年はクリスマスアルバムの中ではこのアルバムを一番よく聴きました。おすすめ。 |
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