4年ぶりに開催されたJVM Language Summit (JVMLS)に参加してきました。
上の資料は8月31日に開催されたJJUGナイトセミナーの夏のLT大会でプレゼンした時の資料です。5分しかないLTなので、このエントリーで補足していきます。
JVM Language Summitとは
JVMLSは2008年から開催されたカンファレンスで、今年は4年ぶり13回目の開催になります。
2008年というとJVM上で動作する言語がいろいろでてきて、JVMでも動的型づけ言語をサポートするバイトコードを導入するかどうか議論をしていたころです。ちなみに、このバイトコードはinvokeDynamic (通称 indy)となり、Java 7から使えるようになりました。
そんな時に開催されたのが1回目のJVMLSです。
タイムテーブルを見ると、JRubyやScala、GroovyなどのJVM言語のセッションが並んでいることが分かります。
つまり、当時のJVMLSはJVM言語の人たちが一堂に会したカンファレンスでした。これがSummitになっている理由です。
しかし、だんだんとJVM言語のセッションは減っていき、その代わりにJVMとJavaの言語仕様などのセッションが増えてきました。今ではSummitは名前だけで、最新のJavaとJVMのカンファレンスになっています。
なお、今でもJVM言語関連でセッションを持つのはJRubyのCharles Nutterと、Graalの人たちぐらいになってしまいました。今年もCharlesはJRubyのセッションをするはずだったのですが、急用があったということでキャンセルになってしまいました。残念。
JVMLSの会期は3日間。その後にOpenJDKのコミッターによるアンカンファレンスのOpenJDK Committers' Workshopがあります。このワークショップは表向きはコミッターに限定しているようですが、実際にはコミッターでなくても参加できます。
櫻庭は2018年、2019年に引き続き、今回 3回目のJVMLSです。
JVMLSへの行き方
JVMLSの会場はOracleのサンタクララ キャンパスです。いわゆるシリコンバレーと呼ばれるところですね。
日本からだと、
- サンノゼ空港直行便
- 乗り継ぎでサンノゼ空港
- サンフランシスコ空港から陸路
のいずれかの方法で現地入りします。
日本からサンノゼへの直行便は今のところZIPAIRだけです。コロナ前まではANAにもあったのですが、今は運休中です。
乗り継ぎの場合、ロスアンジェルスかシアトルが一般的ですね。
サンノゼ空港からオラクルのキャンパスはそばなのですが、歩いたら1時間ぐらいかかります。バスや鉄道もあるにはあるのですが、本数がとても少ないです。
なので、ホテルまではUberかLyftを使うのがお勧めです。
今回、私は最後のサンフランシスコ空港を使う方法で現地入りしました。サンフランシスコ空港からサンタクララまではBARTとCaltrainという鉄道を乗りついで向かいます。ただ、Caltrainは本数が少ないので、駅で1時間ぐらい待つこともあります。
Caltrainの駅からは、UberかLyftを使うのがお勧めです。車社会なのですが、タクシーはほとんど走っていないので、UberもしくはLyftは必須のアプリです。
宿泊
Oracleのサンタクララキャンパスは市街地ではなく、まわりにはテック系企業の建物がポツン、ポツンとある程度です。
そのため、ホテルもまばらにある感じです。
青いスーツケースのピンがOracleの会場になります。
宿泊するホテルの候補になりそうなのが次の5ホテルぐらい。
一番近いのが、1番の
Hyatt House。Hyatt Houseは小規模のショッピングモールであるRivermark Plazaにあります。上の地図だと一番右にあるホテルです。
Rivermark Plazaには、スーパーのSafewayやメキシカンのファストフードのChipotleなどもあり、利便性も高いです。
次に近いのが
Elementです。Elementはまだできたばかりの新しいホテルです。
Elementと一緒にStarbucksなどの複数の店舗も一緒にオープンしたのですが、イマイチ使い勝手はよくないです。スタバも妙に早く閉まるし...
どちらもビジネスホテル的なホテルですけど、日本の価格から考えるとかなり高いです。
Delta Hotelsはコロナ前まではBaltimore Hotelだったのですが、マリオットに買収されて名前が変わっていました。買収前はもっと安かったのですが、マリオット系列になって高くなってしまいました。
ここはハイウェイに面しているので、モーテル的な感じです。ホテルがポツンとあるだけで、Elementの方に行かないと店はない感じです。
Avatarはリーズナブルなホテルだったのですが、残念ながら休業中。ちなみに、Avatarから会場まで、徒歩で40分ぐらいかかります。
Avatarに隣接して、Avatarの朝食会場でもあるIHOPがあったのですが、廃業してました。IHOPのホットケーキ甘すぎなんですけど、たまに食べてみたくなるんですよね。
Avatarから会場に向かう途中にあるのが、
Marriottです。敷地も広く、ホテル内にもいろいろ店があるのでいいのですが、なにぶんにも高い。会社が宿泊費を出してくれることでもないかぎり泊まれない感じですね。
今回、櫻庭はElementに宿泊しました。新しいのはいいのですが、やっぱりスーパーが近くにないのはちょっと痛い。
会場まで直線距離だと近いのですが、鉄道が通っているため迂回しなくてはならず、だいたい徒歩で20分ぐらいかかります。
気候
サンタクララは一年中暖かく、乾燥しているので、カラッとした気候です。日中は30℃を超えますが、夜は20℃ぐらいまで下がります。
JVMLSの会場も冷房がきついので、一枚羽織るものを持っていくといいと思います。
会場
会場のOracle AuditoriumはAgnews Historic Parkという公園の一角にあります。
ここは元々病院だった建物を歴史的建造物として保存してある公園です。とはいうものの、病院のメインの建物から裏側はOracleのサンタクララキャンパスになっています(ちゃんと新しい建物もたってます)。
このサンタクララキャンパスは以前はSun Microsystemsだったのですが、今はOracleです。Sunの時代の名残として、キャンパスをぐるりと一周する道はNetwork Circleで、Sun Fire Wayという道もあります。
会場のAuditoriumは古い講堂で、内部はドーム型になってます。なかなか趣のある建物です。
食事
JVMLSでは朝食とランチが出ます。また、2日目の夜にはレセプションがありますが、会場で軽食を食べるぐらいです。
なので、期間中は夕ご飯だけ自分で食べに行かないといけません。
ホテルがポツン、ポツンとあるのと同じようにレストランも散らばっています。Hyatt HouseのあるRivermark PlazaにはChipotoleなどのファストフードや、普通のレストランもあります。
これ以外だと、基本的にUber/Lyftで行く感じです。
今回何を食べたか列挙しておきます。
6日のBirks以外はすべてUber/Lyft利用です。
Birksはステーキ。ここは最近オープンした店のようです。
7日のBanana LeafはJenkinsの作者であり、LaunchableのCEOである川口耕介さんに連れて行っていただきました。
8日と9日はどちらもベトナム料理なのですが、8日にサンノゼのリトルサイゴンにあるPho Ha Noiにフォーを食べに行ったのですが、閉まっていたので近くにあるBanh Canh 3 Mienに行ったのでした。Bahn Cahnという麺ははじめてだったのですが、伊勢うどんみたいな感じ。
この旅行中、現金を使ったのはこのBanh Canh 3 Mienだけでした。リトルサイゴンは小さい家族経営の店が多いようで、現金だけのところが多いような感じです。
ところが、後から分かったのですが、リトルサイゴンにはPho Ha Noiは2店舗あり、閉まっていたのは支店で本店の方は開いていたのでした。
で、9日にスタンフォード大学に遊びに行った後、パロアルトでご飯を食べようと街を歩いていたら、昨日行けなかったPho Ha Noiの支店が目の前に。
ということで、2日連続でベトナム料理となったわけです。
ちなみに、10日はOpenJDK Committers' Workshopに参加していた人たちは
Chipotleに行ったらしいです。
長くなってしまったので、JVMLS本編に関しては次のエントリーで。
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