前回に引き続き、Jfokusの参加記です。
前回はJfokusに参加するまでの話ですが、本エントリーではさくらばがJfokusに参加して興味深かったセッションを紹介します。
Jfokusは3日間の会期中、1日目がチュートリアルとハンズオンが行われます。2, 3日目が通常のセッションです。
Java 21 Deep Dive - Better Language, Better Scalability, Better APIs, Better Tools
チュートリアルで聴講したのがこれ。おなじみのOracleのアドボケイトのNicolai ParlogとAna-Maria Mihalceanuのセッションです。
資料はこちら。
Pattern Matching、Virtual Threads、String Templatesが前半で、後半はSequenced Collectinosなど細かな機能、最後にツール系を紹介していました。
まぁ、さくらばには、ほとんどが知っていることだったので、機能の再確認をしたという感じです。
適度にまとまっているので、機能のチェックをしたいのであれば、ちょうどいいと思います。
Java in 2024
Jfokusのキーノートセッションで、こちらもおなじみ、OracleのGeorges Saabです。
当初は、JavaのチーフアーキテクトのMark Reinholdが話す予定でした。しかし、Markの来訪がキャンセルになってしまって、急遽Georgesになりました。
さくらばはMarkのセッションを楽しみにしていたので、キャンセルと聞いてモチベーションダダ下がり。さらにVM Tech Summitもなくて、さらにモチベーションが下がる。
そのモチベーションの低さが会場の写真などをほとんど撮らなかったことにつながるわけです。
Georgesの話はいつも通りな感じですね。
Java Language Update
Devoxx BEでBrian Goetzが話したセッションのアップデート版。JfokusではOracleのViktor Klangが担当。
最近、ViktorさんとParさんが話すことが多いようなんですけど、そういう役割なんですかね。
Java 21だけでなく、Java 17ぐらいからのJava言語仕様の変化についてまとめたセッションです。
Enter the Parallel Universe of the Vector API
AzuleのSimon RitterのVector APIに関するセッション。
資料はこちら。
Enter The Parallel Universe of the Vector API
Vector APIについての分かりやすい解説。これを見ておけば、だいたい理解できるんじゃないかなぁ。資料だけだとちょっとつらいかもしれないですが。
Java 22でFFMが正式に導入されるので、Vector APIももうすぐですね。
Modern Java in Action
こちらもNicolai Parlogのセッション。
資料はこちら。
GitHubをクロールしてするサンプルアプリケーションを古いスタイルから新しいスタイルに書き換えていくというライブコーディングのセッション。
なかなかおもしろいけど、早すぎて途中からついていけないのが...
これ以外にも、Ubertoの関数型のセッションや、ParさんのLeydenのセッション、Datadogのプロファイラー、AlinaとShaunのGraalVMなどを聴講しました。
それにしても、VM Tech Summitがなかったのがイタイ。
来年は、VM Tech Summitがあれば参加するつもりですが、ないのならばやめようかなぁと思うさくらばなのでした。
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